音楽家の坂本龍一さんが、3月28日に、亡くなりました。71歳でした。
 
イエロー・マジック・オーケストラ（YMO）のメンバーとして、細野晴臣さん、高橋幸宏さんとともに活躍しました。
1983年、坂本さんは俳優として『戦場のメリークリスマス』（監督：大島渚）に出演、坂本さんが手掛けたテーマ曲は、代表曲の一つとなりました。
1988年にはベルナルド・ベルトルッチ監督の『ラスト・エンペラー』に出演、デヴィッド・バーンらと手掛けた音楽は、アカデミー賞作曲賞を受賞。日本人初の作曲賞受賞者となりました。
その後も『シェルタリング・スカイ』(1990・ベルナルド・ベルトルッチ監督)、『リトル・ブッダ』(1993・ベルナルド・ベルトルッチ監督)、『御法度』(1999・大島渚監督)、『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015・アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督)、『第一炉香』(2020・アン・ホイ監督・第33回TIFFワールド・フォーカス出品作品)、2023年6月公開予定の是枝裕和監督作品『怪物』等、数多くの映画音楽を手掛けられました。
 
東京国際映画祭では、2017年の第30回開催の際、比類なき感性で「サムライ」のごとく、常に時代を斬り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える”SAMURAI賞”を坂本龍一さんにお贈りいたしました。
受賞時には、スティーブン・ノムラ・シブル監督が5年間坂本さんに密着して制作したドキュメンタリー『Ryuichi Sakamoto: CODA』の上映と共に、「スペシャルトークイベント～映像と音の関係～」も開催され、坂本さんが来場されました。

 

 
謹んで哀悼の意を表しますとともに、心からお悔やみを申し上げます。
東京国際映画祭
 

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2017年TIFFでの坂本龍一さんご登壇時のレポート
→ 坂本龍一「SAMURAI賞」刀型トロフィーを振り回す！「戦メリ」撮影秘話も明かす　『Ryuichi Sakamoto: CODA』：2017年11月1日
→ 坂本龍一『戦場のメリークリスマス』からこだわり抜いた映画音楽の流儀：2017年11月1日
 
動画
→ 坂本龍一 SAMURAI賞授賞式＆『Ryuichi Sakamoto: CODA』舞台挨拶：2017年11月1日
→ 第30回TIFFへの坂本龍一からの祝福コメント：2017年10月2日