第36回東京国際映画祭の開催にあたって
安藤裕康

今年の映画祭は、コロナ禍を乗り越えて、さらなる飛躍を目指します。

上映作品数も昨年より2割以上アップし、日比谷・丸の内地区の行政機関・企業との連携も一層強化して、祝祭感を盛り上げて参ります。

特に本年は日本の誇る巨匠・小津安二郎監督の生誕120周年に当たるので、その作品の大半を上映するほか関連イベントも実施し、監督の偉業に敬意を表したいと思います。

また、私たちにとって年来の課題である「国内外の映画人同士の交流」にも真剣に取り組みます。

外国からの映画人ゲスト数も大きく増加する予定ですので、国際交流を実りあるものにしたい考えです。

引き続き皆さま方のご支援をよろしくお願い申し上げます。


 

第36回東京国際映画祭
チェアマン
安藤 裕康

安藤 裕康(あんどう ひろやす) 略歴

1944年生まれ。1970年に東京大学を卒業後、外務省に入省。外交官として米国、フィリピンや英国での勤務を経て、内閣総理大臣秘書官、在米国日本国大使館公使(特命全権)、中東アフリカ局長、在ニューヨーク総領事(大使)、内閣官房副長官補、駐イタリア特命全権大使等を歴任。2011年10月より2020年9月まで国際交流基金理事長として、外国との文化交流に取り組む。2019年の第32回TIFFよりチェアマンに就任。

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